新型コロナウイルス感染症は世界規模で拡大し、人間の社会生活に対し多大な影響を与えてきました。これ以上に苦しむ人、悲しい思いをする人を増やさないために、地域のみなさまにおかれましても改めて次の行動をお続けいただきますようお願いいたします。
- 3つの密(密閉、密集、密接)を避けること
- マスクの着用
- 手洗い、換気、加湿の励行
- 不要不急の外出の自粛
私たち薬剤師も感染拡大防止に向けてできることを日々行っております。新型コロナワクチン接種などの相談窓口業務や、ワクチン集団接種においてみなさまが安心かつ適正なワ クチン接種を受けられるよう注射の充填作業に従事するなど、みなさまの健康を支え続けております。
コロナ禍において起きる健康不安や日常のお薬の使用などについて悩まれて いる方は「かかりつけ薬局・薬剤師」へいつでもご相談ください。
宮崎県では新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、発熱外来がひっ迫してきております。県では医療機関に負担をかけずに陽性者を把握し、必要な健康観察等に繋げる「宮崎県陽性者登録センター」を開設しております。
このセンターでは、重症化リスクの低い方を対象に、抗原定性検査キットを配布し、自主検査で陽性となった方の健康観察等の移行へとつなげています。
気になる方は以下のサイトをご参照ください。
新型コロナウイルスワクチン接種について
新型コロナウイルスワクチンについて皆様に知ってほしいこと
新型コロナワクチンQ&A
政府広報テレビCM「追加接種の必要性」
検査について
日頃テレビやラジオ番組で聞く抗原検査、PCR検査。いろんな検査がありますが、どんな検査なのかご存じでしょうか?
抗原検査
抗原検査とは「ウイルスが体内に存在するかを調べる検査」
抗原検査はウイルスを構成するたんぱく質を検出することで、そのウイルスに感染しているかどうかを確認するための検査です。
- 短時間で結果が出る(おおよそ15分)
- 検査キットがあれば個人でも簡単に検査できる
- 感度が比較的低い(検出には一定のウイルス量が必要)
- 検査方法:鼻腔、鼻咽頭ぬぐい液
抗体検査
抗体検査とは「体の中にウイルスに対抗する抗体をもっているかどうかを調べる検査」
抗体検査を行うことで過去にそのウイルスに感染していたかどうか、そのウイルスに対する免疫があるかどうかを確認するための検査です。
- 検査方法:血液
PCR検査
PCR検査とは「ウイルスの遺伝子を調べる検査」(Polymerase Chain Reaction)
ウイルスが自分のコピーを作るための特徴的な遺伝子を検出することで、そのウイルスに感染しているかどうか確認するための検査です。
- 抗原検査に比べて確実性が高い(抗原検査より少ない量のウイルスを検出可能)
- 特殊な検査機器が必要
- 結果が出るまでの時間がかかる(およそ数時間)
- 検査方法:唾液
さらに細かい検査の詳細について済生会病院のホームページでご確認ください。
PCR検査等・抗原定性検査の無料検査について
R5年5月7日を以って終了しました。
感染拡大傾向時の一般検査事業
感染拡大の傾向が見られる場合に、知事の判断により、感染不安を感じる無症状の方に対し、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項等に基づき検査受検を要請し、要請に応じた住民が受検する検査を無料で実施します。
対象者 | 感染に不安を感じる県民の方(無症状の者に限る。ワクチン接種の有無を問わない) |
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実施期間 | 令和4年1月8日(土曜日)~当面の間 |
注意点 | 発熱等の症状のある方は受検できません。医療機関を受診してください。 県内に居住している方が対象です。県外に居住する方は、お住まいの地域で検査をお願いします。 感染不安を感じる「個人」を対象とした無料検査ですので、会社・学校等の団体からの指示で出社・登校のために受ける場合は無料検査の対象外です。 県内在住であることを確認します。本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、学生証等)を必ず持参してください。 |
新型ウイルス検査対象者フローチャート
以下のフローチャートから、対象者に該当するか御確認ください。
その他
抗原検査キットについて
薬局で販売されている抗原検査キットは「体外診断用医薬品」薬局医薬品になります。体外診断用医薬品」は国の承認が必要で、性能などを確認済みのものに限ります。対して、「研究用」と書かれているものは国の承認を得ない「雑品」という位置づけになり、感染の有無を調べるための検査用ではなく購入には注意が必要です。