在宅訪問サービスについて

在宅訪問医療への対応Home-visit Service

病気やケガをして入院した後はご自宅で療養する「在宅医療」を行う方がほとんどです。また、何かしらの理由で病院を受診できない方も増えてきており、こうした在宅医療を選択される方もいらっしゃいます。このような中、医師・看護師をはじめ薬に関することは薬剤師が患者さまのご自宅に赴きサポートを行っています。在宅医療において薬剤師は、お薬がしっかりと飲めているか、お薬の効果が表れているか、患者さまやご家族が心配に思っていることはないかなど、お薬や健康に関する専門家として患者さまだけではなくそのご家族を支えています。

画像:在宅訪問医療への対応
在宅訪問サービスって?
イラストフロー:ご自宅へ伺う→患者さまから話を聞く+ご家族の疑問や不安のヒアリング→その人に合ったご提案・サポート

在宅訪問サービスでは、様々な理由で薬局へ行くのが困難な患者さまのご自宅を薬剤師が訪問し、服薬の指導・支援を行います。

在宅訪問サービスについてAbout Service

都城は全国より高齢化率が高く、約3人に1人は65歳以上という超高齢化が進んでいます。これに伴い、病院や薬局に行きたくても行けない、お薬を必要としても誰に頼ればいいのか分からないといった方も増えてきています。このような中、医師・看護師だけではなく私たち薬剤師もご自宅で療養されている患者さまのサポートを行っています。

薬剤師が在宅訪問することで患者さま・ご家族が得られるメリット

  • お薬は正しく飲むことで、十分な効果が得られるように作られています。患者さまが安心してお薬を飲み続けられるよう、医師にお薬の飲み方や剤型の提案を行い、服薬をサポートいたします。

    例)服薬を見守る際に、患者さまの目が悪くお薬の色や包装がよく見えない為不安がある、またはシートからとりこぼしてしまう、飲み忘れが多いなどの場合は、服用時点ごとにお薬を1つの袋にまとめることができます。更に、お薬を飲み込むことが難しい場合は粉砕できるものであれば錠剤の潰しを行うこともあります。

  • お薬カレンダーや配薬ボックスを用いてお薬を管理し、飲み忘れや重複した服用を未然に防止する支援を受けることができます。

    例1)患者さまのご自宅でお薬の管理を行うことで、その場で保管方法の説明や自宅にあるバラバラになったお薬を服用時点ごとにまとめます。

    例2)飲み忘れがあれば、声かけやお薬を継続することの大切さを説明いたします。また、飲み忘れを防止するために、一包化されたものに日付の記載などを行うことで服薬支援をいたします。
    さらに、私たちが責任をもってお薬のセットを行うことで、ご家族の手間と時間を省くことができます。

  • 多職種と情報の共有・連携を行うことでお薬が患者さまにあっているか、副作用や日常生活へ影響が現われていないか確認します。患者さまを中心に多くの医療従事者が関わることで、ご家族の安心や負担を減らすことができます。

通院困難な方に対し、訪問薬剤管理を行います。

寝たきりで病院・薬局に来られない場合は、ベッドサイドなど患者さまが落ち着いて話を聴ける環境でお薬の説明を行うことができます。
実際に、私たちが患者さまのご自宅に伺うことでわかることもあります。
複数の病院を受診しているため日数が異なっていてお薬の管理ができないなどの状況に出くわすこともあります。お薬が手元にないと不安になってしまい、いつ出されたものか分からないお薬をため込んでしまうといった状況もあります。このような際には1つ1つお薬を調べ適切な服用への支援を行います。

通院困難な方に対し、医師の指示により訪問薬剤管理を行います。 通院困難な方に対し、医師の指示により訪問薬剤管理を行います。